浜北区にある天竜川河川敷運動公園で開催されたNFL FLAG 東海オープン大会。静岡RAIDERSは岐阜Fファントムズに大敗した後、交流戦となった開誠館SKYWAKERSには完勝。課題の残る大会だった。
岐阜Fファントムズ戦は0-47と零封されたが、それ程チーム力に開きがあったとは思えない。オフェンスもディフェンスも立ち上がりが悪い癖が出たのと、動きが鈍かったのが大きな敗因。
オフェンスに関しては全体的にレシーバーがブレイクした後にQBを観るのが遅く、QBが投げたいタイミングで投げられなかった。速いブリッツに苦しんだ事もあるが、決して得点を上げられない様なゲームでは無かった。
MASHのパスを投げるタイミングが僅かに遅かったり、ワイドオープンだったMASAへのパスがややターンボールだったり。MASAYAがSBから縦に走ったパスは、振り向くのが遅れてTDパスのタイミングを失った。
こういった小さなミスがパス失敗に繋がり、オフェンスはあと一歩のところで得点を上げられない。オープニングドライブ、3度目のドライブでTDパスが決まっていたら、もう少し流れを引き寄せることが出来たかもしれない。
ディフェンスはフラッグプルのミスが一発でTDに繋がるケースが続いた。特に前半に続いたプルミスでディフェンスは流れが悪くなった。観ているとすれ違いざまに片手でプルしに行き、空振りに終わってロングゲインされるというケースが相次いだ。
しっかりとコンテインを残し、バスケットの様に走路を塞いでボールキャリアのスピードを落とすような形に持って行った方が良いだろう。追い付かずに片手でプルに行くケースは仕方ないが、出来る限り大きく手を開いて低く構えよう。
交流戦もランに対していきなりプルミスが飛び出してTDを奪われるところからゲーム開始。RAIDERSもショートアウトを受けたMASAYAがそのまま右オープンをブッ千切ってTD。
開誠館のディフェンスは、マンツーマンがほとんどでクロスに弱かったこともあり、ショートアプトを中心にプレイアクションを入れることで面白い様にオフェンスが進む。
途中から2アンダー2ディープに変わったりしたが、ディフェンスの連携が上手く出来ていなかったことから、RAIDERSは好きなようにパスを決める。アメフト部の高校生が急にフラッグをプレイしても、そう簡単にディフェンス出来ない。
ショートパスに対応して前上がりになったディフェンスの後ろにMASAYAを中心にTDパスが決まる。さらに、MASAYAをデコイにNABE、JUN、MASAへとTDパスが続く。特にNABEは際どいパスも含めて良くキャッチした。
開誠館ディフェンスのシステムが悪かったこともあるが、岐阜戦でこのリズムがあったらもう少し良いゲームになっていたかもしれない。立ち上がりが悪いという癖を直すためにはもっとアップで走りまわるべきなのか。
かと言って、あまり動き過ぎると身体の動きは良くなるが、体力的に厳しい面もある。この辺がRAIDERSの難しいところで、今後ゲームへの入り方についても考えなければならないだろう。
1勝1敗という結果で少々ホッとしたが、ブリッツと寄せの速かった岐阜戦での敗戦はオフェンスに大きな課題が残った。今までと同じ速いブリッツへの対応方法がオフェンスの課題。
ブリッツが来る前に投げるには、レシーバーの素早い動きが必要。QBがブリッツを避けるためには、ショットガンの使用も考えざるを得ない。
ディフェンスはオープンを抜かれないことと、ロングパスへの対応が課題。特にロングパスへの対応は、ディープカバーする選手のポジショニングももう少し考える必要もある。
サインミスなのかカバーミスなのか、レシーバーを完全にオープンにする場面が多かったのも気になる。練習でオフェンスは上手く行かなかった時にウォークスルーで確認しているが、ディフェンスも同じ様な確認をももっと行うべきかもしれない。
最後に練習前に身体をほぐしてくれたSONE、応援に駆けつけてくれたTOMOとマイちゃん、アキレス腱の怪我でギプスを巻いての観戦MOTOI、ありがとうございました。
来週から、今日の反省を基に練習だ。メンバーの出席を多くして、しっかりと練習しよう。
GO RAIDERS !!
【出席者】
Raiders |
MASH、YASU、MOTOI(見学)、TETSU、MATSU、MITCH、
MASA、NABE、SONE(見学)、KATO、MASAYA、TOMO(見学) |
at 天竜川河川敷運動公園
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